森林整備とは

森林の植栽、保育、間伐等を行うことです。森林整備を行うことで健全な森林を造成し、資源の循環利用を進めていくことが目的です。
恵まれた緑の山々に囲まれた長野県は、全国有数の森林県で、森林面積は県土の約8割を占めており全国第3位です。森林資源は、人工林を中心に蓄積が増加しており、人工林は計画的な間伐、主伐、再造林を必要としています。

間伐

森林は、国土の保全、水源のかん養、地球温暖化の防止、木材をはじめとする林産物の供給など、多面的機能をもっており、森林機能の効果を適切に発揮させるためにも、 適切な間伐を引き続き実施していくことが必要とです。適切な間伐を行うことで、地域の森林資源の活用を向上につながります。
「間伐」とは、簡単に言うと木の間引きのことです。人工的に作られた森林は、成長に伴い木々同士の間隔が狭くなってしまいます。放っておくと日光や栄養 が十分に行き渡らなくなり、木々の一部を間引きする作業が必要になります。間伐後は地表にも十分な日光が当たるため、周辺の草花が育ち、豪雨や突風などから地表の土を守ってくれます。枯れた草花は肥料となり、豊富な土壌の保全にも役立ちます。

森林の植栽

苗木を植える前に、伐採跡地を植えやすいように枝などを整理し、土壌を整えます。造林予定地などに植栽しています。

下刈

苗木を植えてから5~6年間は苗木より周りの草の成長が早く、放っておくと植えた木が枯れてしまいます。それを防ぐために、雑草木をかまや刈り払い機で刈り払う作業を下刈といいます。
この作業を怠ると、植栽木のまわりが雑草まみれで湿度が高い状態になり、菌が増えやすくなって病害を引き起こします。

集材

森林管理と共に、伐出経費の削減・作業者の高齢化対策として、高性能林業機械を数台所有しており、機械化林業にも取り組んでいます。